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図書館エディター「こまつオルワ's」

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市民有志が2023年に結成した、小松市図書館エディター「こまつオルワ's」。活動の様子やエディターのみなさんが書かれたコラムなどをお届けします!
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「こまつを綴る」をテーマに企画展示開催中!

2月1日(木)より、小松市立図書館本館にて、「図書館エディターこまつオルワ’s」さんによる企画展示を開催しています。 そもそも、「図書館エディターこまつオルワ’s」とは・・・ まずは「図書館エディター」について。 「エディター」には「編集する人」などといった意味があり、小松市の「ヒト・モノ・コト」に目を向け、地域コンテンツの編集・発信方法を学び、未来型図書館の企画運営を支える人のこと。小松市では、令和4年度より図書館エディター養成講座がスタート。本は「ヒト・モノ・コト」を

「水辺+Ring(輪)=ミズベリング との出会い」

こまつ図書館エディター講座を受けてから、まちの景色に関心を持つようになった。 「新たな図書館が建てられたら、人の流れが増えて活気はもっと良くなるだろうか?」、「回遊性を高めるために道を広くしたほうが良いのではないか?」といった思いが頭に浮かんでくる。 小松市で生まれ、小松市で育ちながらも、これまでは自分の住む「まち」について考えることは少なかった。 だが年を重ねるうちに、子供が大きくなっても、幸せに暮らせるまちであるために、今の自分に出来ることがあればやっておきたい、という

「博物館館長の生い立ちとおすすめ本は?」  

小松市立博物館は昭和33年に開館して、現在の建物に移転したのは昭和45年です。移転当時、1階は市民ホール(市民の憩いの場)、2階は博物館、3階は図書館でした。昭和56年に現在の小松市立図書館が完成し、2階と3階が博物館になりました。平成7年に1階が市民ギャラリールフレに改装されました。 常設展示では、小松城や北前船、九谷焼などの人文資料や、植物化石などの自然科学資料を展示しています。また、平成28年に「『珠玉と歩む物語』小松~時の流れの中で磨き上げた石の文化~」が日本遺産に

「まさに人生は、縁尋機妙多逢聖因ですね♪」

こまつオルワ’sのアポロです。 本日は、芦城公園入口の道を挟んだ向かいにて事務機文具店を営んでおられる“つじジムキ”代表の辻 美惠子さんに、私達が計画から携わっている未来型図書館に関してどのような思いを持っているか伺ってみました。 つじジムキの店主:辻 美惠子さん 寅年 小さい頃から本が好きで、辻さんのお姉さん曰く、ちょっと暗い所でお気に入りの本を繰り返し読み耽るほど本が大好きな子どもだったそうで、「ま~った、そんな暗い所で本読んどったら、いかんよ!」。と、言われた記憶があ

「いざ三毛作へ!キッチン&カフェほんだ」         

梯川(かけはしがわ)の際にある、学問の神様・菅原道真公を祀る小松天満宮から、小松大橋を渡り、右手に何やら昭和レトロな香りのするお店が視界に飛び込んできた。店頭の野菜や果物の色鮮やかさに目を惹かれ、店内からは旨そうな料理の匂いが漂ってきて、食欲をそそる。・・今から図書館に向かおうと思っているのに・・。「んっ?焼肉・・夜のみ・・未だなのね。」 ここは、ショッピングセンター平和堂・アルプラザ小松で今年令和5年の更新月を機に閉店された三代続く八百屋、本田ストアの元々あった土地で、次

「みどり号は宝箱!宝物を見つけにおいで!」 

小松市の移動図書館「みどり号」は、昭和60年(1985年)10月1日から、図書館まで来ることが難しい人のために市内各地を巡回して図書館サービスを提供している。今、小松市内を走っている車は2代目で、平成11年(1999年)10月1日からもう24年間走り続けている。 みどり号には、定年退職後のシルバー人材センターの会員の方が乗られている。中本正英さんもその内の一人で、ゲームキャラクター「マリオ」の格好で子ども達に大人気だった。「だった」というのは、10年間勤められていたが、令和

「いきいき・わくわく!!みんなでつくる図書館ボランティア」

新しい図書館が芦城公園周辺にできることが決定した。図書館エディターこまつオルワ’s として、公園周辺の魅力的な施設や人を取材することが決まった時に真っ先に思い浮かんだのが、私が所属している稚松小学校図書ボランティア「ひまわりさん」の面々だった。魅力的な人たちばかりで、毎回児童向けにおはなし会の企画を練り、練習に励み、本番を楽しんでいる姿を見ていると、一人ひとりのことがもっと知りたくなった。 そこで残暑厳しい9月の半ばに、稚松小学校図書ボランティアの方々とお話する機会をもった

「ねえ、よんで!よんで!」

秋というには、まだまだ残暑が厳しい9月のある日曜日。夏の雲と秋の雲が混ざり合った青空の下、空とこども絵本館におじゃました。私自身が数年前までよく通わせていただいたので、玄関に足を踏み入れた途端に懐かしさがこみあげてきた。 玄関でくつをはくための小さい椅子、「こんにちは!」と笑顔の職員さん、地域の方が作られた動物の切り紙。すべてが子ども目線で迎えてくれる。子ども連れの親御さんは安心してお子さんとの時間を楽しめる場所だ。 日本には古くから絵で物語をあらわす絵巻の伝統があった。

「大人の社会見学、宮本三郎美術館」       

聞いたことはあるが行ったことがない。そんな方もいるのではないだろうか。 小松市役所の周辺には文化施設がたくさんあり,その一つが今回取材に伺った「宮本三郎美術館」である。 実は私も館内に入ったのは初めてだった。 「明るい」館内の第一印象である。 外から見ているだけでは想像出来なかった。 館内は昭和16年の石張りの倉庫棟とモダンなガラス張りの新館から成り、その二つをブリッジが繋ぎ、「歴史と伝統」「未来への展望」がコンセプトとなっている。 宮本三郎は小松市出身の洋画家であり、館内

「古くて新しい着物の世界」            

クラッチキモノ店さんは伊藤たかこさんの営むアンティークの着物や古道具のレンタル・販売をされているお店です。私の着物のイメージはザ・フォーマル。ステキだけども敷居の高い印象がありました。しかし、クラッチさんでは、もっと気軽で、とっても自由!日常で楽しめる、おしゃれな着物もたくさん揃っています。水玉やストライプ、小花柄。色も原色や渋いお色、何でもあり。生地もいろんなものがあります。え?こんな柄が昔からあったの?みたいなものもたくさんあって、見ていて飽きません。そしてそんな個性のあ

「『好き!』を集めれば癒し空間」           

以前から興味のあった街中の沖縄テイストのお店は『YUIMARL(ユイマール)』という美容院でした。沖縄の自然と、人との繋がりを大切にする想いに魅了され、外観にも沖縄らしさを取り入れ、店先には手入れされたハイビスカスやガジュマルが並んでいます。店主さんはお店の名前に、結(ゆい)と丸(まる)を合わせた”ゆいまーる”『YUIMARL』と温かくて親しみを感じる名前を付けられました。お店の周辺には小松城跡地の芦城公園や歴史を感じる老舗のお店や和菓子屋さんが残る、小松市でも重要な地域であ

「本が好き 人が好き 稚松小学校図書委員会」

未来型図書館の場所が芦城公園近辺になったということで、私たち図書館エディターは、その付近の方々へインタビューをすることに決めた。近隣に住まう方の「歴史」や、「図書館や本への想い」を伺うことは今後のエディター活動のために必須だと思ったからである。 エディター各自が希望の取材候補を挙げていく中で、私は真っ先に、「稚松小学校の生徒さん」を推薦した。未来型図書館の恩恵を最も被るのが近隣の子供たちであることは間違いなく、その子たちの想いを汲み取ったエディター活動を実践したいと思ったか

「穏やかな時間が流れる、喫茶フローラ」         

上品でレトロさを感じる店内、窓の外には日本庭園。ゆったりとした時間が流れる中で味わえる自家焙煎珈琲。人気のオムライス、喫茶店のナポリタン、たまごサンド。 写真を撮りたくなるラテアートに、炎がきらめく焼きアイス、コーヒー店ならではのカフェラテかき氷など、こだわりの自家製メニューの数々。 小松市役所や芦城公園の近くにある「喫茶フローラ」。1972年に両親が創業したお店を継ぐ、二代目マスターの道男さん。大学では有機化学を学び、卒業後に料理の勉強をしたそうだ。穏やかな口調で話すダン

図書館エディター「こまつオルワ’s」活動の様子

5月に第1回企画会議をスタートさせ、6月、7月にも企画会議を実施しました。 図書館エディター養成講座で学んだスキルを活かして、今後どのような活動を行っていくか?というテーマのもと、意見交換やアイデアを出し合いながら検討を重ねてきました。 ・小松で頑張っている人やお店へのインタビュー内容を紹介 ・小松市の名所や和菓子、歴史・文化などの魅力をまとめたマップを作成 ・取材先の方のおすすめ本の紹介 ・エディターのおすすめ本のコーナーづくり など・・・ 講座で学んだコラム術、インタ