梯川(かけはしがわ)の際にある、学問の神様・菅原道真公を祀る小松天満宮から、小松大橋を渡り、右手に何やら昭和レトロな香りのするお店が視界に飛び込んできた。店頭の野菜や果物の色鮮やかさに目を惹かれ、店内からは旨そうな料理の匂いが漂ってきて、食欲をそそる。・・今から図書館に向かおうと思っているのに・・。「んっ？焼肉・・夜のみ・・未だなのね。」

ここは、ショッピングセンター平和堂・アルプラザ小松で今年令和５年の更新月を機に閉店された三代続く八百屋、本田ストアの元々あった土地で、次女の由井さんがこの７月から、本田ストアの従業員から独立しオーナーとなられ、畑にたとえ、店頭には、名物おやじのご尊父が仕切られる八百屋、お昼はその新鮮なカラフルな野菜が売りのサラダバイキングのランチ、目下準備中の夜焼肉（これが公開される頃にはもう始まっているかも）の所謂”三毛作”を目指されている。

味は、研究熱心且つ探求心旺盛な、実家が肉屋さんで、居酒屋で腕を磨いてきたシェフが腕を振るう確かなもの！と太鼓判を押す由井さん、事業主となった今、若い従業員を育てることの難しさを痛感する一方で、従業員さんとお客さんとが交わす些細な会話を耳にするのが何より嬉しいという。「あ～、来てくれたん？」「美味しかったし、おばあちゃんも連れてきてん」・・美味なる料理がベースにあり、嘘偽りのない自然な会話が飛び交うカフェだ！　そうやって人から人へ繋がっていく中で、お店のランチにでも、店頭の野菜にでも、夜焼肉にでも、どれか一つにハマってくれ、世代を超え来てほしいのだそう。

さぁ広い駐車場も完備してありますので、お車でも、天満宮さんから未来型図書館（令和５年の現時点、推進チームが市民と共に整備に向け検討中！）へのお散歩がてらでもよろしいので、一度立ち寄ってみませんか？昭和レトロたっぷりの旨くて楽しげなキッチン＆カフェほんださんに‼