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富山市の「共創によるまちづくり」について学びました!

令和5年11月25日(土曜日)に、未来共創拠点施設 Sketch Lab (スケッチラボ)に視察に行きました。スケッチラボは、共創のためのオープンイノベーション施設として、令和2年9月にオープン。今回、こまつリビングラボに参加されている市民の方と市の事務局のメンバー19名で伺いました。

富山市の取り組みについて丁寧に説明してくださった
スマートシティ推進課の中村さん

富山市は人口約40万人の都市であり、コンパクトシティ政策に先駆的に取り組んできた自治体としても有名。今回、取組み状況等について伺った「未来共創推進事業」については、未来共創の観点から分野横断的な取組を展開することを目的にタスクフォースが編成。地方創生の中で「交流人口」の拡大から「関係人口」の拡大を図っていくというテーマにシフトし、富山市が県庁所在地であることやオフィス街も多いという点などからビジネス交流を図る場所を設けることになり、有識者等も交えながら事業化を進めてきた経緯があるそうです。

また、扶助費の増加など財政面や若者の流出・産業構造の硬直化等の地域課題、行政主導のまちづくりの限界等の課題整理を行う中、これらの課題解決を目指し「地域課題解決型共創プラットフォーム」を形成し、VUCA(明確な答えがない時代)やAI時代に対応したまちづくりの推進を産官学民で図る拠点施設として「スケッチラボ」がオープン。「スケッチラボ」は、域内外の多様なステークホルダーが未来のありたい姿を共に描き、バックキャスティング思考による地域課題の明確化、試行を通じた課題解決による新たな価値を創造する「未来共創」の具現化に向けて、新たなビジネス創出や暮らしの課題解決を目指す交流・共創スペースとして機能しています。

「スケッチラボ」では、未来共創を推進するため、アントレプレナーシップ(起業家精神)の醸成を掲げ、月に1度の交流イベントやまちづくり対話会、交流・学び・挑戦を応援する各種プログラムやビジネスプランコンテストの開催も行っており、実際に起業する学生も誕生しているそうです!
さらには、富山の未来について考え行動するためのワークショップ「とやま未来共創会議」が開催されているほか、市民や企業が主体となった様々な活動・イベントが多数開催されています。

また、11月には、オープンイノベーションにより様々な企業と連携しながら市民ニーズの創出を目指すため、産学官連携組織富山市スマートシティ推進プラットフォーム「SCRUM-T」を設立。この軸となる取組みに「リビングラボ」を位置づけていくそうです。

中村さんのお話に聞き入る参加者のみなさん

参加者のみなさんからは、

これからは市民・企業・行政が一体となり主体的に行政の運営をやっていく必要があること、そのためには【リビングラボ】のような場がとても重要であることがわかりました。

自分たちがいま小松で進めていることの意味を、あらためて確認することができました。この市民対話は図書館の建物が完成したら終わりというものではなく、その後が大事なんじゃないかと思いました。

これからもリビングラボを通して、様々な年代の方々と対話を行い、よりよい小松の未来を共創していこうと思います。

などの感想をいただきました。

中村さんには2時間にわたり、丁寧に説明をいただきました。
こうした富山市の地域の課題解決に繋げていく仕組みづくりや取組みについて、今後も注目していきたいと思います。

最後に中村さんと参加者のみなさんで記念撮影を。

みなさん素敵な笑顔です!

これからも、こまつリビングラボを通じて、小松らしいリビングラボを市民のみなさんと追求していきたいと思います!

今回、貴重な機会をつくっていただいた中村さん、そして視察に参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました!!