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第3回「未来型図書館を共に創る!こまつリビングラボ」を開催!

令和5年9月30日(土曜日)に第3回こまつリビングを開催しました。
今回も子どもから大人まで幅広い年齢層、職種のみなさんに参加いただきました。

60名を超える参加者のみなさん!

冒頭には、宮橋市長とコーディネーターを務めていただいている青山学院大学教授の野末俊比古先生よりご挨拶いただきました。

宮橋市長ご挨拶の様子
野末先生ご挨拶の様子

また、リビングラボの「グラフィックレコーディング」の作成にご協力いただいている建部様にもご挨拶いただきました。

※「グラフィックレコーディング」とは・・・
対話の内容をリアルタイムで聞き取りながら情報を整理し、手書きでイラストや図を用いて情報をまとめ、記録すること。

いつも素敵なグラフィックレコーディングをありがとうございます!

建部さんに作成いただいたグラフィックレコーディングがこちら!!

みなさんのアイデアや対話の内容を可愛いイラストを添えて、とってもわかりやすくまとめてくださっています!!

そして、第3回では、事務局より「未来型図書館の整備に向けた基本的な考え方」についてご説明させていただいたほか、第1回・第2回リビングラボの振り返りも行いました。

※「未来型図書館の整備に向けた基本的な考え方」についての資料は下記よりご覧いただけます。

その後、第3回のテーマである「未来型図書館のゾーニング」を行うワークショップを開催。

第1回は「利用者目線」で、第2回は「運営者目線」でワークショップを行い、今回第3回は「建築家・設計者目線」でゾーニングに挑戦しました。

ワークショップの主な手順は下記のとおりです

1.個人ワーク
これまでみなさんと一緒に考えてきた未来型図書館に必要と思われる「機能」について、グループテーマに沿って「特に必要な機能」について考える。

2.グループワーク
個人で「特に必要な機能」として選んだものを、理由などと一緒にグループのメンバーと共有する。また、みんなで選んだ機能をもとにゾーニングを行う。

「どの機能とどの機能を近づけると施設内の回遊性が生まれそうか」「図書館を核とした配置にしてはどうか?」「施設内の”静”と”動”を意識してゾーニングしよう」など各グループで対話を通じて仕上げていきます。

ワークショップの様子
子どもたちも積極的に自分の思いを共有してくれました!
みんなで「機能カード」を模造紙上に置いてゾーニングに取り組んでいます

そして、完成した各グループのゾーニングがこちらです!

各グループテーマのもと、多様なゾーニングが完成しました。
今回作成したゾーニングは、今後作成する機能の配置パターンや未来型図書館の「未来予想図」に活かしていきます。

各グループの発表を受けて、コーディネーターの野末先生からは、

『個人ワークで「特に必要な機能」として選ばなかったものが「大事ではない」ということではなくて、あまり使われないかもしれないけれど、とても大事なものもある。場所やスペースがない場合は、「時間」で分けるといったことや市内の他の施設と連携するなど、実現していく方法は様々ある。』

『今回のワークショップでは、みなさんがどの機能を特に大事にしたいのかという想いを確認する作業を行った。各グループで共通する部分もあれば、しない部分もあり、時間帯や施設規模(部屋等の大きさ)などの運用で実現が可能であり、そういった点についても引き続きみなさんと考えていきたい』

『市民のみなさんの目線がとても大事であり、専門家の立場であると一般的なことを言いがちになってしまう。市民のみなさんの目線や対話で出てくるアイデアや意見が非常に大事。また、今回考えていただいた施設名についても、どのグループも「カタカタ」で表現されていた。既存の日本語では表すことができないという印象を受け、これから新しい施設を創り上げていくといった想いが今回の施設名に集約されているように感じ、市民のみなさんが参画されていることで、とても良い施設が出来上がるのだとさらに強く確信した』

といった講評をいただきました!

また、今回も第2回リビングラボに続き、ワークショップの間にミニ実証実験を行いました。
今回は富士通Japan株式会社様と野末先生が共同開発された「AI資料探索サービス」と株式会社X様の「VR技術」を体験させていただきました。

AI資料探索サービスの体験の様子
VRの世界にみなさん大興奮!

今後も引き続き、様々な実験を行いながら、未来型図書館に導入していく機能やサービスの検証を行っていきたいと思います。

回数を重ねるごとに盛り上がりを見せるこまつリビングラボ。
次回第4回は12月頃の開催を予定しています!
引き続き、みなさんのご参加を心よりお待ちしています!!