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第2回「未来型図書館を共に創る!こまつリビングラボ」を開催!

8月20日(日曜日)に小松市役所にて第2回こまつリビングラボを開催しました。第1回に続いて、子どもから大人まで約60名のみなさんにご参加いただきました。

開会にあたり、宮橋市長よりご挨拶を・・・と思いきや、宮橋市長は産学官連携事業のためアメリカのシリコンバレーにいらっしゃるとのこと!今回はなんと、第2回の実証実験にご協力いただいたNTTコミュニケーション㈱様の「自律走行型パーソナルロボットtemi」にてご登場いただき、ご挨拶いただきました!

スタンバイ中です


参加者のみなさんの中を通って前方へ
会場前方中央にてご挨拶いただいています

temiでの登場に会場内からは大きな拍手が!
宮橋市長からは、
「このリビングラボのような共創の機能を大切にすることで、新たな価値創造や様々な地域課題の解決に繋げ、小松の未来を創り続けるまちづくりの拠点となる施設を目指していきたい」
「市民と共に創るというプロセスを重視したこのプロジェクトは、全国のモデルになると確信している」
「未来型図書館は「自分たちが創る」という思いで、引き続き本プロジェクトに参画いただきたい」
とのご挨拶をいただきました。

宮橋市長のご挨拶後には、このリビングラボのコーディネーターを務めていただいている青山学院大学教授の野末俊比古先生よりご挨拶をいただきました。

野末先生からは、第2回のワークショップで大切になる「利用者協働」の視点についてお話いただきました。
機能・サービスを考えるうえで、利用者として「こんな機能・サービスがあったらいいな」という視点に加え、運営側の視点から、提供したい機能・サービスを考えることが大事とのアドバイスをいただきました。「この機能は誰にとって必要なのか?」「なぜ必要なのか?」「どんな効果があるのか?」など、いつもと違った視点をもって、第2回のワークショップにのぞみます。

野末先生の挨拶後に、市長をみんなでお見送りしました
改めて、通信技術の素晴らしさを実感!!

さて、今回第2回のワークショップの内容は、未来型図書館の未来予想図作成に向けて「共創シーン」をつくろう。
未来型図書館がオープンし、施設の内外で起こっているシーンを思い浮かべて、「利用者協働」の視点でそのシーンを文章や絵で描くというもの。個人の空間・活動も含めて、実現したい・させたいシーンを想像し、これから検討する施設のゾーニングや未来予想図の作成に反映させていきます。また、「共創シーン」には、みんなで描いたシーンの実現に向けて、これからもみんなで創っていこう!創り続けていこう!という想いが込められています。
様々なテーマでどのような共創シーンが生まれるでしょうか・・・!!!

ワークショップの様子。子どもたちも大人にまざって一生懸命取り組んでくれました。

また、第2回からは、機能・サービスの検証を目的にミニ実証実験も取り入れていくことに。今回は、市長のご挨拶時のtemiの活用にもご協力いただいたNTTコミュニケーション㈱北陸支社のスタッフの方によるVR空間プラットフォーム「DOOR」の体験会を開催していただきました。

体験会の様子
大人も子どもたちも初めての体験に大盛り上がり!

未来型図書館の機能・サービスを考えるうえでもデジタル活用などは重要なテーマ。このような実証実験を通じて、未来型図書館にとって必要な機能・サービスの検討につなげていきます。実際に体験することで、活用イメージやアイデアがさらに浮かんできそうです。
ご協力いただいたNTTコミュニケーション㈱北陸支社のみなさん、本当にありがとうございました。

VRの体験会も盛り上がる中、ワークショップでもたくさんの「共創シーン」が誕生しました。各グループで考えた後は、他のグループへ偵察へ。違うグループの結果を見に行き、感想やコメントを記入しました。

テーマが違うと描かれる共創シーンも多様で面白い!
模造紙に貼り出されたたくさんの共創シーン
青色の付箋は他のグループからのコメント
共創シーンのワークシート

「じぶん展示会」「周りを気にせず楽しめる図書館」「自然の中での自分だけの特等席」「ほろ酔える図書館」などなど、なんだか面白そうなタイトルがたくさん・・・!!
※みなさんの共創シーンのとりまとめなどは後日市HPに掲載予定です

ワークショップの最後には、野末先生より、
運営者の視点も踏まえつつ、これまでの「図書館」という枠を超えたユニークで面白いアイデアがたくさん出て素晴らしい!とのお言葉をいただきました。さらには、野末先生より参加者のみなさんへ「今日出されたアイデアを見ても、もう図書の館(やかた)ではない。図書館の新しい呼び名をみんなで考えよう」との宿題をいただきました。次回のリビングラボでは、「図書館」の新たな名前についてもみなさんと一緒に考えていきたいと思います。どのようなネーミングのアイデアが出てくるのか、今から楽しみです!!

次回第3回は9月30日(土曜日)13時30分からの開催を予定しています。第2回で考えた共創シーンを活用し、施設の配置図(ゾーニング図)の検討などを行う予定です。

「みんなが創りたい施設・創りたいミライをみんなで創る」
そのようなムーブメントをこのリビングラボから起こしていけたらと思います。

ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
第3回もみなさんのご参加をお待ちしています!!